早くもすでに半分以上過ぎてしまったかもしれない人生。
お金持ちでもなく、飛びぬけた悪人でもない普通の私たちの普通のくらし。
あなたや私とそれほど変わらないはずの、電車の中でときどき乗り合わせるあの人は、どんな風に暮らしてきたのでしょう。
21の質問シリーズでは、普通の人たちに、人生の前半をふり返る約21の質問に答えてもらいました。
それを基に、ドキュメンタリーを撮る感覚で記事にしています。

DARIOTTO氏は九州出身。
横浜市在住57歳。雨の日以外は朝から川を眺めに出かけています。
なんでまた川?



毎朝ランニングしてるコース途中に川があるから



在宅勤務はそういう時間もとれるんだね
健康のために走ってんの?



老人になって病院の天井を見つめながらくたばりたくないし
あまつさえとんでもなくモテるジジイになりたいのです



ほおー・・・ココロザシがほど良い加減だね
トイデザインを生業に30年、楽しい仕事に恵まれて



在宅勤務になって3年目。週1回は都内へ出社して社食を食べています



飛行機や車やピストル
魔法の変身道具・カラフルな家・・・
服や液晶ゲームなど、多くの楽しい仕事に恵まれました。



幸福に気づく才能だな



0から1を生み出し、人々に楽しんでもらえて、報酬のある仕事をしたいと思っています。
老後は生きるため、そして日々を楽しむために働く



環境を変えることで新しい生活が楽しめること、一人暮らしの母親に親孝行がしたいと思っているからです



60歳での移住計画は、離婚前から考えてたの?



そう。嫁さんにも話してたけど、ヤダって言われてた。
(今考えれば)ずっと昔から九州に帰ろうと考えてたから、横浜で家を買わなかったのかもしれない



移住したらおそらくその地で一生を終えることになるよね、迷いはなかったの?



迷いはまったくないよ



生まれた川に戻るシャケと同じ気持ち?



シャケの気持ちはわかんないけど、田園の夕焼けや、朝つゆに濡れた草木の香りとかを感じる日々を、もういちど過ごしたいと思っているのかも。


精神的な自由についての質問



今のところだいたい、気分よく過ごせる日が多いですよ
今の状況は気に入ってます



じゃあ何も心配ない生活だね



外出したときに年とった犬が心配・・



子供たちのことも永遠に心配・・



・・・心配は尽きないのね
現在につながる過去についての質問



すべてポジティブにとらえてますよ
あなたのまわりの人たちについての質問





周囲のひとは、いつもDARIOTTO氏に正直な気持ちを伝えていると思う?



どうかな、、ケースバイケースだと思いますが、私はそれをそのまま信じてしまいます。



うーむ、爽やかに着地したね・・・
ほんとは浮気のひとつぐらいしたでしょ?



あれば面白い話の一つもできるんだろうけど、ないです



したでしょ!?



してないってば!!
故郷に帰る→移住するという発想
最後にちょっと自分の話をすると、私は長女です。
故郷に帰るつもりは全くなく40年ほど過ごして来ました。
ですが親も高齢になった現在、実家を継ぐ人がいません。



家賃が格段に減る/仕事はクラウドソーシングで探す/自然が豊かなど
良い点はたくさんあります。
帰ったほうがいいのかな?という気持ちと、今この土地にいたい気持ちがせめぎ合っています。
自分だけの力で手に入れた環境を、自分にとって最高に快適な暮らしを手放したくないという気持ちかもしれません。
今回DARIOTTO氏の「移住」という発想を聞いて



移住と考えれば、良い面もたくさん目につくようになるかもしれないと思った



タイとかベトナムとか、物価の安い国に移住したいと想像することは楽しいのに・・・
地縁・血縁がついて回る故郷だからこそ、その重さを引き受ける覚悟には時間がかかります。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
ふじみのでした。
ではまたね。






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