【1カ月食費2万円】59才独身女性、生活費17万円のゆるい節約生活

タイトルの文字

うちって食費いくらかかってるのかしら?あなたは把握してますか?
年金もきびしいって話ばかり聞くし、こんなんで私たち暮らしていけるのかしらねえ?

首をかしげる犬
なんとかなる、、、かなあ?

そんな心配したことない!?・・・ラッキーなあなたには、役に立たない記事です。
パソコンを閉じて、図書館に新聞でも読みにいってください。

この記事は、一カ月20,000円の食費で暮らせるか?をためした記録です。
節約したい!と切実に思っているあなたの、やる気につながるといいなと思っています。

目次

【1カ月食費2万円】どれだけ減らせば達成できる?

わたしは年金生活も目前にせまった59歳の独身オバア非正規社員。

一カ月の生活費は平均で17万円くらいです。

そのうち食費は20%を占めていて、ここ3年間の12カ月平均は32,000円。

画面はweb上の家計簿、私が使っているマネーフォワードME(課金版)の画面です。

家計簿
家計の把握は節約の基本、だぞ(*^-^*)

節約を意識せず過ごすと、32,000円を食べ物に使えれば満足していると言えます。

結論から言えば、ひとり1カ月20,000円の食生活は楽勝で可能です。

私の場合は13,000円を節約すれば達成可能だったわけで、これは大して高いハードルとは言えないでしょう。

これが10,000円で一カ月となると、それなりに工夫が必要になってくると思いますが、
いけそうな気がするので、また次回やってみます。

つぎは今回の達成の条件を見てくださいね。

【1カ月食費2万円】は自炊できれば達成可能。外食派にはつらい結果に

質素な食卓
魚は苦手

【1カ月食費20,000円】生活の条件をまず見てください。

  • 平日は酒をのまない
  • 夜9時~翌日12時まで食事をしない。昼・夜の2食だけ。
  • 水・お茶は好きなだけ飲んでいい
  • コメ・塩・さとう・しょうゆ・みそなど調味料・小麦粉などは持っている

おかげで61kgあった体重が最初の一カ月で58㎏になりました。
10年近く投薬治療をしていたLDLコレステロール値も劇的にさがりました。

痩せたのは、うれしいおまけだったな

14~16時間空腹の時間を作るという、ファスティングダイエット方法でした。

生活習慣病のリスクを減らすのも、将来の医療費を減らす意味でだいじだからね

20,000円÷5週なら1週間4,000円も使える!むしろ贅沢

基本的にポイント払いか、クレジット一括払いで現金は極力つかわないのですが、このチャレンジ期間は実感としてつかめるように現金を使いました。

買い物は「ザ・ビック」というイオン系で一番安い店舗が基本。
そこで週末に1回だけ2000~3000円までと決めて買いました。

残りの1000円は、不測の事態に備えてとっておきます。

つかわずに済んだら、翌週末につかえる額が増える仕組みです。

金使うのガマンすると、ストレスで逆に使いたくなるんだよな

87円で板チョコとか、120円で大福とか、このチャレンジで甘いものに開眼しちゃったね

甘いものの為の1000円でもあったわけね

自炊の基本が昔とは変わってきた。コンビニPBも節約に生かそう

自炊は節約の基本。これはゆるぎません。

外食中心だと、例えばサイゼリヤで
一番安い300円のミラノ風ドリアだけ食べたとしても、1日600円(2食の私の場合)×7日で4200円。

でも、さすがにこれは現実的ではありませんなあ。どんだけサイゼが好きなんだ!

よほどのドリア好きでない限り、一食くらいはサラダとか食べたくなりますよね。


節約するならコンビニに足を踏み入れるな!が、これまでの常識でした。
でも今は、コンビニ独自のプライベートブランドで、レンチンするだけの便利な惣菜がバラエティ豊かに並んでいます。
サラダ・緑黄色野菜の和え物・煮魚など栄養価を考えたものも多いですね。

コンビニとおにぎり
便利なもんは使おう

50歳以上のひとりぐらしの食生活だけに限っていえば、無駄なく食べきれて、手の込んだメニューが食べられるコンビニの惣菜も、食卓に変化をつける意味でも積極的に使った方がいいと思います。

すべてを手作りにこだわらなくてもいいですよね。
節約したい人みんながみんな、料理だいすき!ってわけじゃないですから。

ランチはお弁当。野菜50%+ごはん20%+メインの惣菜30%が基本。

お弁当の解説

・・・・案の定映えませんね。

まあ、59歳独身女なんてこんなもんです。

鶏ムネは歯ごたえもあり、塩焼きだけでもおいしいので大活躍。安いと100グラム48円の時もあり、節約の王者ですよ!


前の晩に詰めて冷蔵。ごはんは小分けして冷凍したものを1個、別に持ちます。保冷剤代わりに冷たいままお弁当といっしょに包みます。

会社に電子レンジがあるので、お昼にあたためます。

フライパンなら10分でご飯が炊ける。うちには炊飯器がありません。

安いフライパン
なぜ炊飯器がないか。キッチンが狭くて置けない。

スーパーで780円くらい。軽くて、こびりつかない加工がしてあるやつ。焼き物には難ありだったけど、コメ炊かせてみたら良い仕事した!

コメにふたをする
ガラスのふたは中が見えて便利

夏は1時間、冬は2時間程度、浸水さえ時間をかければあとはカンタン。
ふたをして、火は最初から中火。

火は中火
フライパン炊飯
  1. 5.6分で沸騰。
  2. ぶくぶくし始めたらあっという間に炊ける。
  3. 泡が小さくなってきたら、弱火にする。
  4. 点火から8分~9分、ご飯の炊けるいいにおいがしてきたら、最後に30秒ほど強火にすると、おこげも楽しめます。
ゴハンが炊けた
おこげもイイ感じにできました。

おにぎりにして、田舎から送ってきた生ミソをベタベタ塗って食べてもよし。

納豆ごはん、卵かけごはんにしてもいい。とにかくコメが好き!痩せられない!

コメさえあれば、食費5000円でもいけるんじゃないかと、思っています。

でもそれじゃ工夫がないでしょ。不便をたのしむ工夫が節約の醍醐味だと思うのです。

じゃないとただ貧しいだけ。悲しいだけです。

小学4年生で日高山伏物語に教わった「ケチの王道」はまず笑えること

椋鳩十という作家がいます。野生動物や自然を描いた小説を数多く残しました。

私はひそかに「シートン動物記」のアーネスト・シートンにも勝る自然派作家だと思っているのですが、この人の作品の中に、ちょっと毛色の変わった小編があります。

それが、(昔の)鹿児島県人なら知らない人はいない「日高山伏(ひだかやんぶし)物語」です。

日高やん節物語
鹿児島で作家になったけど、長野県人


修験道の行者でもある日高どんの、常軌を逸した倹約ぶりは生活のあらゆるところで発揮されます。

  • かつおぶしを長持ちさせるため、一本まるごとドブンと湯につけてはダシが出る前にひきあげる
  • 扇子を長持ちさせるため、開いた扇子を動かさず、顔を動かして涼をとる
  • 少ないおかずでめしを食うため、小皿にいれた醤油を箸のさきにつけては家族全員でなめていたため減るどころかおかずが増えていく
  • 正月のモチをつくのがもったいなく、下女の太った尻をぺターンぺターンと叩いて近所に音だけ響かせる・・・   

小学生のわたしはこの本を読んで深く感銘を受けたのでした。

そのへんから道を誤った気がしないでもないですが、59歳の今、もうどうでもよろしい。

この日高どんは、「ケチの真髄を教えてほしい」とたずねてきたある男に、棒につかまって井戸にぶら下がれと命じます。
そして男のその手を思い切り木刀で叩きます。

「そんなことをされたら、井戸に落ちます!」と痛がる男に日高どんは、「一度つかんだものは死んでも離さない!それがケチの極意!」と高らかに言い放つのでした。

・・・ね、いかにも昔の小学生が喜びそうなほがらかな話でしょ。

わたしは本当に素直な子供だったのです。

「そうなのか!」「金は一度つかんだら離しちゃいかんのだな!」と真に受けました。

「そのためにはまず自分の金をこの手につかまなければ!」
図書館から帰るその足で真っすぐ新聞配達のアルバイトをたのみに行きました。小学4年の時です。


自由に使えるお金が欲しかった。

そこで、10件くばって月に3000円の新聞配達をすることにしました。

今これを書いていて、なんてムカシの話なんだ!と我ながらあきれています。

豚の貯金箱



今40年以上たって、少しの余裕も出来、健康でつつがなく日々が送れているのは、「日高山伏物語」が教えてくれた倹約の精神が根っこにあると、私は思っています。

そんなのネタでしょ、と家族ですら言うかもしれませんが、全然本気です。

お金のことはだれも教えてくれなかった。

両学長も厚切りジェイソンもまだいなかった。

田舎の小学生の純なこころと頭に、なによりもわかりやすい経済の基本を叩き込んでくれた「日高山伏物語」には父母と同じくらい感謝しています。

基本の生活費が10000円減らせれば、それは同額の副業とおなじこと。

そのためにも家計は把握しておこう



60歳以降、運が良くても20%〜30%マイナスになるだろう収入に備え、副業を始めて8カ月になります。

とはいえ、副業収入は8カ月間で6万円ちょっと。ネットでよく見る
「初心者が2カ月で10万円達成!」なんてどこの世界の話?って感じなので、やっぱり節約は永遠のテーマです。

今回の記事は、食費1か月20000円で暮らすと、食生活はどんな感じ?とテーマを決めてやってみたざっとレポートでした。

結論は、冒頭にも書いたとおり、「自炊できれば楽勝」!

みじめになるようなツラい節約はしたくないですが、
独り者のいいところは、多少ムチャな節約にチャレンジしても迷惑する家族がいないこと。

どうせ「咳をしてもひとり、、」なら楽しんでみるのもいいんじゃないですか

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

ふじみのでした。ではまた。

ふじみののインスタグラムをフォローする
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1963年生まれ。グラフィックデザインの仕事をしています。わるいやつじゃないです。定年前後の働き方・ハゲてるからこそわかったこと・芸術・デザイン・ねこについて主に書いています。

コメント

コメントする

目次
閉じる