ほんとこの1~2年、なんでもお高くなりましたねえ!と、今日は世間話風にスタートです。
59歳独身ハゲガール、もちろん経済のシロウトですが、小麦の値段・原油の値段が上がれば、それらから作られるすべての物が値上がりすることくらいは肌で感じています。
こうなんでも高価くなっちゃ、生きていくすべてにアミがかけられた状態なので、いかにモノを買わない私でも物価高騰から逃げる事はできません。
鍵がかかって屋根のあるところで寝られれば最高のしあわせ、と思っているハゲガールも、なんにも食べないわけにはいかないし、猫もひとも病気になれば病院にも行かなきゃなりません。
相対的に、「持ってるお金の価値が10~20%減ったな」と実感したこの1年でした。
中身を減らして価格据え置き、もテクニックのうち。優しくだまして。
killing me softly [やさしく殺して]という歌がありますが、経済の場合は「優しくだまして」欲しい。
どうせ値上げするならあからさまにやらないで欲しいわけです。
たとえばチョコレートの個数を3個減らしたら、すき間が目立たないように箱を10%ばかり小さくするとか。
値上げがわかってても騙されてあげるんですから。
もちろん、企業側だってそんなことは承知の上ですから、前述の手口は使っています。
ギリギリ消費者が許してくれる「だろう」という価格に値上げした、でも
あっというまにその価格設定をこえる勢いで原料・輸送費が値上がりし、結果、1年のうちに複数回の値上げになる、、という構図ですよね。
400円+220円、恵比寿駅の立ち食いそばで実感した「物価高騰」
JR恵比寿駅の構内に、美味しい立ち食いそば屋さんがあります。
以前は讃岐うどんの店で、これもバカ美味だったのですが、現在のお店もおそばに特化しているだけあって本当においしい。
立ち食いとは言え、テーブルもあります。
先日、かけそば400円と「肉」220円を注文。
出てきた品物をみて私、衝撃でちょっとオナラが出てしまいそうになりました。
そばは、いい。
多少値段は張りますが、それなりのクオリティだと納得しています。
でもね、肉だけで220円と言えば吉野家で言えば小盛りの肉部分ですよ。
量はせめて120gは欲しいところです。
出て来た肉は、おおげさでなくお猪口みたいな小皿に、バラ肉を砂糖しょうゆで煮たものが5切れほど。
はあああああぁ~・・・・
いやいやいやいや。
それでも、食べてみるまではわからない。
見かけからして薄めの茶色の色調に、悪い予感もしつつ一口。
「あらら」「あららららら」どうしたんでしょう。私。
味を感じる器官がマヒしたのでしょうか。
なんの味もしません。ヤバいです。
文句言わずに最後まで完食したのは、ひとえにダシのきいた汁のうまさと、メインのそばが文句なく美味しかったから。
オプションの肉の味が多少薄い、いや無味だったことなど、たいした問題ではありません。
220円という価格をのぞいては。
1963年生まれ、上京41年目にして初めて肌で感じるインフレーション
Exhale(Shoops Shoops) [ため息つかせて]って映画のサントラもありますね。
ホイットニーヒューストンが主演した、この映画の中身とは何の関係もありませんが、物価があがると、毎日の暮らしから、働いて稼いだ手ごたえがすり抜けていく感覚です。
生活がカツカツで明日にも空腹で死ぬってわけじゃない。
でも昨日までと同じ感覚で買い物をしたら15%ほども多い金額に驚かされる、、。
猪木に一発横っ面を張られるなら気合も入りますが、食品や日用品の値上げのストレスは買い物のたびにボディブローのように効いて私たちを疲れさせます。
もう一発、はあああああぁ~・・・・
私は上京して41年目になりますが、バブルの入口で社会人になったせいか、上京20年目ぐらいまでは、貯金が一銭もなくても
まー先はなんとかなる、死にはしないだろ
このままバイトで食いつないでいけるかもな
本気でそう思っていました。
でも多少知恵もついた59歳の今は、初めて真剣にインフレーションへの恐れを感じています。
インフレは悪い面ばかりではない、、とはいえ。
インフレとは物価が上昇しつづけること。
言葉を替えると「お金の価値が下がる」ということですよね。
日本がインフレになると「円というお金の価値が下がる」ので円安になります。
そうなると、輸出が調子よくなったり、海外からのツアー客が増加、インバウンド消費が増えるなどのメリットがあります。
かたや、輸入品や、海外旅行は高くつくようになるし、旅先でのホテル・食事などすべての費用が高くなります。
こーゆーのがデメリットですよね。
切っても切れないもの、物価と「金利」
今ある商品数(供給)より欲しがる人(需要)が多ければモノの値段が上がり、企業の収益もそれにつれてあがります。
そうすると私たちのお給料も上がりアレコレ買い物する気分にもなるので、消費が活性化していきます。
こんな感じで「景気イイ感」が高まると金利は上昇する傾向にあります。
物価が上がり続けるインフレの局面では一般的に金利を引き上げ、逆にデフレのときには需要を高めるために金利を引き下げる金融政策がとられます。金利が上がると、借り入れをするときの金利は上がりますが、預け入れをするときの金利も上がる(受取利息が増える)ので、インフレで恩恵を受ける人もいれば、そうでない人もいるのです。
引用:https://www.jibunbank.co.jp/column/article/00156/
物価高は簡単におさまらない予感。。定年前後の私たちのインフレ対策は?
気の重い話で恐縮ですが、日々の報道や経済記事を読んでいると今よりさらに物価はあがるだろうと予想されます。
その時、現役世代よりお金モンダイは切実な「定年前後の私たち」にはどんな対策が考えられますかね?
59歳ハゲガールが思うに、一つの方法として、現金を「価値ある別のモノ」に替えておくのがいいんじゃないかと。
- 株式…インフレだと企業の活動は活発になるので株価が上がりやすい。現金の価値は落ちても株価は上がるから資産は目減りしないという考え方です。できれば個別株でなくインデックス投資信託がいいかなと私は思います。
- 外貨…インフレになると円安が起こり易い(今まさにそうなってますね)。日本円を外貨に替えておいて、円安の局面になったらそれを円に替える(ドル→円)。でも、今(2022.11)は、まさに円安局面なので、この方法はあくまでインフレ前に仕込んでおくべき方法ですよね。ちょっと私のご紹介のタイミングが悪いです。
- プラチナ・ゴールドなど貴金属として持っておく。平常時はあまりその価値がわかりにくいように思いますが、今のように戦争が起きている、世界経済の減速が懸念されている局面では、価格が上がりやすいです。
この物価上昇がいつまで続くのか、立ち食いそばのオプションでびびる程度のハゲガールには予想もつきません。
でも、これから収入が増える見通しが立ちにくい定年前後の私たちは、将来のための思い切った投資はなかなかできず、消費を控えがちになることが予想されます。
景気が良くなる兆しが見えないんですもん。
せめて今ある資産を守る対策を、考えておいてもいいんじゃないかという、今日はご提案でした。
めずらしくマジメにお金の話。
でも大事ですもんね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。ふじみのでした。またね。
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