ハゲ歴48年目の初ザンゲ。男性だっておばさんだって脱毛症はツラい

タイトルの文字

男だから、おばさんだから外見を気にしないなんて大間違い。

私はそんな罪深いカン違いをしていました。今さらながらごめんなさい。

という今日は反省会です。

目次

25歳で何度目かの脱毛が始まったとき思ったこと

ニケとケンタウロス

早くおばさんになりたい。年をとれば外見なんか気にしなくなる。

結婚しようと言ってくれた男性にふられたのは脱毛症のせいではありませんでした。

でも日々自分の外見が変わっていく恐怖に勝てなかった。

「こんなハゲ女嫌いでしょ?本当は恥ずかしいと思ってるんでしょ?」

気にするな大丈夫。ハゲなんかでキライにならない。

そのことばが聞きたくて何度も同じ事を問いかけました。

そんなやりとりが何10回目だったか、もうやっていけないと言われました。

そりゃそうです。私が彼でもそう思ったでしょう。

どうすれば、何と答えれば満足するのか、果てのない地獄です。

ハゲててもいいよって言われれば「うそばっかり」
ハゲてんのイヤだって言えば「ヒドイ奴!!!」
じゃあどーすりゃいいんだよ!

58歳の今なら、50万くらいテーブルに置いてくれたら即だまるけどな!

脱毛症のあなたに、もし今パートナーがいるなら言いたい。

大事なひとの言葉を、ただ素直に聞いてください。

あなたのパートナーさんは、信じてほしいとそれだけを願っています。

そして傍にいるパートナーさんにも言いたい。

信じたくない出来事が毎日自分のからだに起きて、鏡をみるたびに怖いのです。

明日も仕事や学校には行かなければなりません。そこでは平気な顔でいなければなりません。

演技しているのです。あなたの前でしか不安な気持ちをあらわせないのです。

ただ聞いてあげてください。医者でもないのに役に立つアドバイスなんかないんですから。

どうして?どうして自分ばっかり?って言いたいんだよ

そうだよなあ、まったくなあ、ホントだよなあ
同意・共感以外のことばは要らない

男の人は特に、具体的で建設的なことをアドバイスしてあげようと親身になってくれるんだけどたいていの女性ってそれを求めてはいない

ただ聞いてくれるだけでいいの
不安なきもちを吐き出したいの

こいつは今、ナマコなんだと思って聞いてあげて(。・ω・。)ノ♡

ハゲを気にするなんて男らしくない?ツラいのは男女年齢関係ない

今現在は、ハゲを気にしてるかと問われたら「慣れました」と答えます。

58歳になってようやく自分の姿を認める事が出来るようになったのです。

心とからだが一致したというか、自分に都合よく考えられるズルさも、死なないための大人の知恵です。

男なんだからいいじゃん、ハゲたら剃っちゃえばいいし。

外見とかどうでもいい歳のおばさん(おじさん)なんだから、もういいじゃん!

そんなワケがないのは年をとってみて初めてわかりました。

それどころか、年とってからの方が外見には執着してしまうことも。

男なんだから禿げたっていいじゃん!と思ってたのは若いころの私です。

苦しいのは自分だけだと思っていたんです。実際にだれかに面と向かって言ったかもしれません。

無神経で傲慢でした。ごめんなさい。

許さん!50万ほどポンと置いてけば考えないでもない

ぜったい返さない!


時間がたたないと冷静には見れないことが人生には山ほどありますね。

でもまあ、生きてる間に気がついたんだからヨシとしましょう。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

ふじみのでした。ではまた。

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この記事を書いた人

1963年生まれ。グラフィックデザインの仕事をしています。わるいやつじゃないです。定年前後の働き方・ハゲてるからこそわかったこと・芸術・デザイン・ねこについて主に書いています。

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