1皿目 大丈夫。なんで泣いてたのか忘れますという話
猫を飼うのをためらっているひとに聞かれたことがあります。
22歳の猫が死んじゃった時どうだった?と。
泣きながら病院から連れて帰り
泣きながら花屋に寄ったら花屋さんも泣いてくれた。
風呂場でからだを清めてやりながら2時間ばかり泣き
後輩ネコがしれっと寝てるのが不憫だとまた泣いて。
3日ばかりそうしていたら
なんで泣いてるのかわからなくなりました。
それで泣くのをやめました。
![テレビを見るネコ](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/back-head-invitation.gif)
2皿目 ふまーん不満も愛のうち、、、なんだよね?
![あごをのせるネコ](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/sassato-neyouze.gif)
イヌって一日中、世界の中心で愛を叫んでます。
一方ネコは飼い主の顔をみれば不満を叫びます。
じっと見つめれば「見てんじゃねえ」
見なければ「なんで見ないんだ」
こんなめんどくさい君を愛することができるのは
この世に僕しかいない(TOKIO)
![こちらを睨むねこ](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/miruna.gif)
3皿目 ネコの時間割
ネコの朝は魚河岸並みに早いです。
3時半には朝日のにおいを嗅ぎとり
(それはだいたい昨日の残り香)
4時には朝飯の催促をしなければなりません。
(寝る前に入れてやったゴハンは無駄だった)
夜10時のドラマが見たくても
まだ寝ないの?ビーム発射で攻撃されると
眠くもないのにベッドに入らなければなりません。
しかも一緒には寝てくれないという理不尽。
たまりません。
![オレンジのカーテンの前の猫](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/mo-neyoyo.gif)
4皿目 ホットロード春山か。ツンデレもたいがいにせい
![目をそらす猫](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/betunimattenaishi.gif)
出がけにドアを閉める直前「いってくるよ」と言うと
スカッと目をそらします。
足にまとわりついてくるので用があるのかと抱き上げると
可動域の限界まで顔をそむけます。
部屋にもどってドアを開ける前に
耳をそばだててみると確かに玄関で鳴いています。
「迎えにきてくれたのかあ」とうれしくなってドアを開けると
土曜の夜の天使並みにドルドルぶっ飛ばして姿を消します。
たまりません。じゃなんで居たの?
5皿目 届きそうで届かない絶妙な間
![寝転がるネコ](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/mitenjanee.gif)
リビングの床でごろごろしていると
「にや(おい)」と呼ばれる時があります。
「なんだよ」と手を伸ばして触れようとすると
何気ない素振りで寝返りをうちアッチを向いてしまいます。
あと数センチ、、で届きそうな距離をわざわざ作ってくる。
どちらかがほんのちょっと体をずらせば届くのですが
ネコも人間も、力尽きてまた眠る静かなポカポカ春眠バトル。
平和で困ったものです。
6皿目 この小さな手のパンで
![ネコの手はパンのようだ](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/teno-pan.gif)
往復ビンタされても痛くなさそうな
クリームパンのような手のひらをひっくり返すと
![ネコの肉球](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/cat-paw.gif)
おや、コアラがいます。
ほとんどのネコ1頭に4頭のコアラが標準装備されています。
テディベアと捉える向きもあろうかと思います。
そこはお好みで。
7皿目 たるんだお腹がダイエットしない勇気をくれる
![みよーんとなるネコ](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/miyo-n.gif)
ちょっとぷよぷよしてる方が可愛いって。
ダイエット?する必要なんか全然ないって。
ふてぶてしさも緩々も甘々も教えてくれる
![泥酔した猫](https://hageme7000.com/wp-content/uploads/2022/04/tarunda-haramo-miryoku.gif)
幸せの先生には毛が生えています。
人より先に次のステージへ進む猫。それは寂しくもありますが「最後を看取れる幸せ」を得たのです。
画像のねこはみかん。17歳ですがまだまだ元気です。
わが子のように、というのとは違うような気がしています。
みかんはみかん。私はわたし。猫と人間。でもチームって感じです。
ネコと暮らす。それは世界の富を得ることです。
ユニクロでしか服を買わない私が大きく出てみました。
でも猫と暮らせばわかります。他になにもいらないなあ。こいつが(こいつらが)元気なら。
新宿で路上生活してるおばちゃんが寝っ転がっていて、その足につないだビニールヒモの先に猫が繋がれていました。
その時彼女はネコを所有していました。逆だったかもしれません。
猫を飼うのをためらっているなら、こんな人間もいると思い出してください。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではまた。ふじみのでした。
ふじみののインスタグラムをフォローする
コメント