2010年、高校入学をまえにした長女との話合いの結果、日本からハワイに移住することになったスヨンさん。
21の質問をつづけましょう。
この記事は前後編になっています。前編はこちらをクリック。
あなたのキャリアは自ら望んで行動した結果でしょうか?それとも偶然の要素も大きい?
ほとんど自分の行動ですね。状況に迫られてとか。あとは子供の意見。
機が熟したら行動しますが、思ったように進まないときは流れに任せるようにしています。
状況の変化に不安はありませんでしたか
あったかもしれませんが覚えていません。
子供の病気のときは心配して、かなり白髪が増えました。
資格はお持ちですか。
ブライアン・ワイスの本を読んで共感し、ヒプノ・セラピスト(催眠療法士)の資格を取りました。
ヒプノセラピーってどんなふうにやるんですか?
リラックスした状態に誘導し、過去や過去生に退行してもらい
その時点から続いている問題などに対処してもらいます。
原因を探るのも解決するのも、自分なんですね。
セラピストは水先案内人みたいな感じなのかな?
そう。問題に対処するのは、あくまでもセラピーを受ける人自身。
いわゆるヒーリングも、ヒーラーというよりヒーリングアシスタントと呼ぶ方が正しいんですよ。
これからやってみたい仕事はありますか。
あるけどまたそのうち、お話します。
老後について
老後とは?の問いに「それ、あまり興味がありません」と彼女は答えた
老後とはいくつからだと思いますか? またはどんな状況が老後だとお考えですか?
老後というコンセプトにあまり興味がありません。そういう考え方はしていないんです。
今住んでいる場所(家・国)にずっといると思いますか それはなぜ?
どうかな。先のことはわからないですね。
老後、という問いにあっさり「興味がない」と答えたスヨンさん。
年金を貰い始めたら老後、、となんとなく考えていたふじみのには、ひどく新鮮でした。
スヨンは、いれたての一番おいしいお茶をたのしむ人なんだと思うよ
つねに今を生きているという意味かな。
わたしも体と心が同じ座標軸にあるのが理想なんだけど、
過去や未来のいろんな出来事に心がとらわれがちでね
なかなか一番おいしいお茶がのめないんだよ。
それが無意識にできるのは一種の才能だろうね
てきとー、とも言うけどな
深刻になってもならなくても、時間はみんな等しく進むわ。
今をたのしまない人が未来を楽しんでいる可能性は低い。
まあオレも猫だし。
いい加減だけど毎日たのしいしな
そーよ。悩んでもネコ程度でちょうどいいのよ
精神的な自由について
自分はいま精神的に自由だな、と思われますか?
はい。でももっともっと自由さを求めてます。
いまの状況を気に入っていますか %でいうとどれぐらいでしょう?
はい。90%くらいかな。でもそろそろ次の章が来ているなと感じています。
自由ではないな、と思う要素はありますか?それは自分以外が原因でしょうか?
自由ではないと思う時、原因はいつも自分です。でも子供が関わるとかなり形は変わりますね。
精神的な自由にお金は必要だと思いますか?
思いません。
現代は ‶お金があると選べるものが増え、ないと減る” そういう状況は作られやすいかもしれません。
でも究極の意味での自由は、外から与えられるものではなく、人物それぞれの中にあるものだと思っています
現在に続く転換点について
今の自分を作ったターニングポイントはありましたか?
自分の決断、自分以外の流れの力。
全てのことがうまく繋がれて今の自分があると思います。
いつごろ、どんな出来事だったか教えてください
中学生くらいのとき。死や生について考えていたんです。
荘子かな?蝶の夢見てどっちの世界が本当か、みたいな
ことを学校で勉強したときだったように記憶しています。
ある夜、寝ているけど目が覚めているような半覚醒状態になり、私は横になったまま宙に浮いていました。
周りの空気が柔らかいピンクの光に満たされていたのをはっきりと覚えています。
その時、言葉ではないあるメッセージを体感しました。
うまく説明できませんがあえて言葉にすると
死は終わりではない。別の領域との境界線、みたいな感じかな。
その体験で人生観が変わりました。
ネガティブ・ポジティブどちらに捉えていますか
もちろんポジティブです
あなたの周りの人たちについて
パートナーはあなたの人生の中で何%を占めていますか
一緒に過ごしているときは80%くらいかもしれないし、離れているときは5%くらいかもしれない。0かもしれない。
肉親についてはどうでしょう?
同じくですね。両親は他界してるので、ある意味別の%ですね。
質問は以上です。おつかれさまでした。ありがとう。
確かなことは「今がいちばん若いこと」だけ
私自身は、「老後というコンセプトがない」という答えを非常にうらやましく感じました。
会社員として長年勤めてきた私が、定年を区切りとする考えは、日本においては一般的だと思います。
もし、おまえが彼女のまねをしても
つねに働いてないと不安な性格だから精神的にバランスを崩したかもな
実は彼女、以前ご紹介したヒラヒラのなぜかモテる人です。
究極のモテを目指して質問するにふさわしい相手だと、白羽の矢をたてました。
21の質問は人生の【ミニミニたなおろし】
いまが人生のどの時点なのかは神様でない私たちにはわかりません。
でも今がいちばん若いことは確かです。
後からふりかえってわかることはあっても、
今がターニングポイントだと自覚できることは稀ではないでしょうか。
この質問状に答えたからって、なんのごほうびも出ませんが、
人生のミニミニたなおろしのつもりでちょっとやってみてください。
ひょっとしたら過去の自分が、いまこそターニングポイントだと教えてくれるかもしれませんよ
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
ふじみのでした。ではまた。
ふじみののインスタグラムをフォローする
コメント